-I'm still here-

一次創作のファンタジー物語と日常を気分で書き連ねる、サイト兼ブログ

飯を求めて 

 

※コラボ予定です。


 ぐうぅぅ、とお腹が鳴る。

「くっそぉ……」

 確かに自分が悪い…かもしれないけど、それにしたってあんまりだ。

 朝起きたのはもう正午に近い時間。寝過ごした、と慌てて1階のダイニングにおりると食事なんかどこにもなく、1枚の紙が置いてあった。

『ノーマ

 今日は近くの村まで行って用事を済ませてくる。帰ってくるのは明日の夜になるだろう。
 家のことは任せたぞ。』

 近くと言ったって着くまでに半日はかかると前笑っていたのを思い出す。きっと出発も朝早かったんだ。そんな話を昨日した覚えはなかったが、手紙が置いてあるんだからどう考えてももうこの村にいないことだけは確かだろう。

 野菜庫を見てもろくに物がない。これで任せたって…絶対買い出しのことだろと分かってため息がでる。そんなわけでノーマは昼時になっても水だけ飲んでまだ一食も口にしないまま、外に出る羽目になったのだ。

 親方が遠出するときは工房も休みになる。だから火番で早く起きたりということが一切ないのは助かるが、逆に言うと誰からも何ももらえないからつらいものがある。またしてもお腹が鳴る。

 力なく息を吐き出したノーマは、ふと素敵な行き先に思い当たって顔を上げた。仕事を邪魔しちゃ悪いかな、とちらっと過ぎったが、お腹の緊急事態の方が上だった。

 ノーマはすれ違う村の人とあいさつを交わしながら、とある方角へ進路を定めていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とりあえずスタートは自宅オンリーでね……。
次からばんばんコラボに入ってまいります。

category: 幻想世界絵文

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top